ぼんやりさんとダックスの暮らしの手帖

Mダックス・ハヤテとの毎日や山登り

弱い、と譲る

週末、従業員を殺め、庭に埋めたという今話題の事件に対しての報道番組で引退した刑事さんが放った一言
【逃げりゃあ良かったのに何で逃げられなかったんですかねぇ】
と信じられないといった風に左右に首を振って渋面顔。

こういうところにストーカー被害やDV、或いは殺人に至るDVが減らない大きな要因があるワケなんじゃないかねぇ
と思った私であります。
犯罪に巻き込まれる【被害者】、は弱い、という理論(て言うか考え)は”一般論”として間違っていると思うんだけどなー

彼(元刑事)はそんな積り(=嫌味だったり傷つける目的だったり)で発言したんじゃないかもしれぬが、あの一言が多数の“社会的弱者”を一瞬のうちに傷つけたかもしれないってことには気づいていないんだろうな~こまったなー



そして数日前のバスでのひとこま

同年代位の男性二人組がバスに乗り込み、前方部の個人シートに陣取った後、年配の方がわらわら乗りこんできた。
優先席を陣取ったわけではないが、彼らの内一人がおもむろに良く通る声でこう言い放った。

【俺さ~じじばばには席を譲らないポリシーがあるんだわ。
昔電車でじいさんに席を譲ったら≪年寄り扱いするんじゃねぇ!≫って蹴り入れられてさ、それから絶対年寄りには席譲らないって固く誓ったわけ。
年寄りなんて年金食うだけで日本の邪魔だからさっさとくたばっちまえって感じ!
だから俺はぜってー席は譲らねぇんだ。】

自分を含め、周りのお年寄りたちが肩を震わせ硬直する空気が流れるがそれにはお構いなしにがははは、と笑う男性。
その瞬間彼に対して「あったまくるー!」と思ったし、窓から打ち棄ててやりたいとも思ったが、よく考えてみると彼の話が本当なら、彼を蹴ったというお爺さんに問題があるという事にもなるが、はたまた、お爺さんの行動が本当なら、お爺さんの側にも過去に何かがあって蹴るという行為に及んだかもしれないし、いやまてよしかし、この場で多数のお年寄り&乗客に苦痛を与えた責任は一体誰にあるんだろうと、非常に悩ましく思いながらバスを降りたのでした。

まぁ、彼(凄い事言った彼)に非があるんだろうけど、
こういう事を考えるといつも、性善説と性悪説についてちょっと考えてしまうのであった。


前に同じルートのバスで、居合わせたおばあさんとちょっと話した事があって、そのおばあさんは
≪混む時間にはバスに乗らないように気をつけている≫と言っていた。
なんでも若い人に席を譲 ”らせる” のが厭なのだそうだ。
少なくても、この公共の場でのこういうやりとりについて、私はカナダやハワイ、ニュージーしか知らないが外国の人のほうがもっと席を譲ったりドアを開け閉めしたり・・が当たり前になっていてやってもらう方もラクだったな~と懐かしく思うのでありました。この3カ国でlady firstが一番きちんとしてたのはカナダだったけど。
お互いに気楽に出来るやり方ってあるんだろーか。
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